トップ フォーラム 効果的な栄養改善介入 栄養事業の成果について

このトピックには 1件の返信 、 2人の投稿者 が含まれます。 最終更新 by  NAM 3 年, 3 月 前.

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  • 著者
    投稿
  • #7239

    ringo
    参加者

    NGOでプロジェクトを担当しているものです。

    栄養改善介入については、効果をどのように測るかが非常に難しいと感じています。
    前のトピックの方が挙げられているように、持続可能なプロジェクトとするためには、現地の食材などを活用し現地の方々が末永く対応できるような方法を採ることが最も重要と考えています。
    しかしながら、栄養改善介入の成果測定に関しては、Stuntingなど、長期でなければ成果を測れないものも多く、また、栄養改善介入のみによる直接的な成果と言い切れない部分も多々あり、難しさを感じています。

    栄養改善介入の成果として、例えば、どのような指標を取ることが現実的でしょうか。国際機関や他国支援機関の事例など教えていただけると嬉しいです。

    よろしくお願いいたします。

    #7242

    NAM
    編集者

    栄養不良のタイプとそれぞれの指標について、代表的なものを以下URLを参照ください
    http://www.networkforactionagainstmalnutrition.com/#!about-1/c22r7

    ご質問の「栄養改善介入の成果として、どの指標をとることが現実的か?」に関しては、対象地域の栄養状態の問題点(急性が多いのか、慢性なのか、微量栄養素欠乏なのか、すべてなのか)を知ることがまず重要ではないかと思います。一般的には、緊急援助のケースではその特徴として、急性の栄養不良が増えることが多く、また死亡率も高まることから、急性に焦点をあてた成果指標(対身長体重比:weight-for-height、上腕中間点周囲:MUAC、圧痕浮腫)を使うことが多いのに対し、中長期的に慢性栄養不良の改善を目指すケースでは低身長の指標、つまり対年齢身長比(height-for-age)を指標に使うことが多いかと思います。ちなみに、これらの身体測定指標は健康な子どもの標準データと比較し、その違いを統計的に計算して栄養状態を判定します。

    また、「栄養改善介入のみによる直接的な成果と言い切れない部分も多々あり、難しさを感じています」についてですが、一般的な断片調査(定点における対象集団からのデータ収集)では限界があります。正確に栄養介入の効果を測定するために比較区の設定、事前事後のデータ収集など、より厳密なデザインにする、さらに、栄養状態に関連するとおもわれる因子をなるべく多く収集し、統計的に調整するなどの工夫を加えることで対応できるかと思います。しかし、こうしたデザインはコストがかかるので、研究目的以外ではあまり実際的ではなく、関連する二次データなどを勘案して総合的な解釈をすることが多いと思います。

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