マラウイ国ムジンバ県における学校給食プロジェクト

  • 公益社団法人青年海外協力協会
  • 2013-2015
  • マラウイ

当学校給食プロジェクトは、2013年10月から3年間の予定で開始されました。岩手県遠野市の遊休農地を利用した『ふるさと新生モデル事業』で生産したコメを製粉して送り、現地の食材と混ぜて給食として提供するという、交流事業としての要素もあるプロジェクトです。対象は、生徒数750名程のカゾンバ小学校。これまで給食が実施されていなかった学校で、初年度は、プロジェクトが食材を提供し、調理は地域コミュニティからのボランティアが担当する形で、まずは「給食を実施すること」が目標でした。但し2年目以降は、持続可能性を考慮し、学校および地域コミュニティが支える給食へと移行の道筋をつけることを目標にしています。


給食は、朝6時に集合する地域ボランティア調理班が行い、おかゆ状のものをカップにとり分け、午前の休み時間に提供しています。空腹を抱えて授業を受けることがなくなるため、学習に集中できるようになったと言われています。また、1年目の終了時には、学校側から「生徒の出席率が高くなり、また卒業試験を受ける人数、合格する人数が増えた」との評価も得られました。薪が足らない、調理ボランティアが揃わない等の理由で、予定量の給食を提供できないこともありますが、毎回きちんと並んで手洗いをし、嬉しそうにおかゆを受け取る子供達がいるので、関係者の協力の下に給食が継続されています。


学校での農業生産活動
プロジェクト終了後の自立を目指して、2014年11月から学校農園を始め、2015年1月には給食の食材であるメイズや大豆、販売用の葉物野菜等の生産を開始しました。農業経験豊かな現地職員が先生役を務め、菜園(約30㎡)と農場(約3,000㎡)を管理し、4年生から8年生の生徒が栽培実習を兼ねて作業を行っています。菜園の一部で、マラウイでは珍しいチンゲン菜を栽培したところ、人気が高くて早々に売り切れ、「早く次を栽培して欲しい」との注文が来ています。また、収穫・販売に生徒を参加させ、収穫物の単価と数量から販売額をその場で計算させ、販売状況を生徒自身に見せる事でやる気を引き出しています。残念ながら、天候不順の影響で初回のメイズ・大豆等の収穫はごく少量でしたが、土づくりから播種、栽培、収穫、販売までの一連の作業を経験する事で、学校側の農場管理運営が、来年以降より安定化することが期待できます。


コミュニティとの連携 学校で収穫されるメイズや大豆、葉物野菜のみでは、給食を実施するには収穫量が少ないため、周辺の22コミュニティに対しても、学校給食用の農場設置を働きかけたところ、12のコミュニティが栽培してくれています。今後も継続してコミュニティへ働きかけ、プロジェクト終了後には学校と地域コミュニティが協力して学校給食を支えていけるようになることを目指し、協力していきます。

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